フェアトレードとは?


フェアトレード(公正貿易)の世界は多様で、その言葉に込める思いや意味は団体や人によって異なっています。

 

そうした中で、2001年に4つの国際的なフェアトレード連合体(4連合体の頭文字をとってFINE)が共通の定義を打ち出しました。今日もっともよく引用されるこの共通定義は、以下のようにフェアトレードを規定しています。

フェアトレードとは

 より公正な国際貿易の実現を目指す、対話・透明性・経緯の精神に根ざした貿易パートナーシップのことを言う。

 フェアトレードは、とりわけ南の疎外された生産者や労働者の人々の権利を保障し、彼らにより交易条件を提供することによって持続的な発展に寄与するものである。

 

フェアトレード団体は、

消費者の支持のもとに、生産者への支援、人々の意識の向上、そして従来からの国際貿易ルールや慣行を変革するキャンペーンを積極的に推し進める団体である。

 

フェアトレードの戦略的意図は

次の3つである。 

  1. 疎外された生産者・労働者が、脆弱な状態から安全が保障され経済的に自立した状態へ移行できるよう、意識的に彼らと協働すること。 
  2. 生産者と労働者が自らの組織において優位なステークホルダーとなれるようにエンパワーすること。
  3. より公正な国際貿易を実現すべく、国際的な場でより広範な役割を積極的に果たすこと。

 以上の共通定義から、フェアトレードが最終的に目指しているのは「持続的な発展」であるが、

 

 より具体的には、

  1. 疎外された生産者・労働者の権利保障・自立・エンパワメント、および
  2. より公正な国際貿易の実現、ないし国際貿易のルール・慣行の変革 の2つを目指している。

さらに詳しく知りたい人は

フェアトレードの原則

二つのアプローチ

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